【エビス】恵比寿の由来 1丁目~4丁目

 これほど珍しい地名の発祥もない。恵比寿村でも字恵比寿を引き継いだものでもなく、恵比寿神社がある訳でも、恵比寿関連の故事があった訳でもないのだ。大日本麥酒醸造有限会社(サッポロビールとアサヒビールの前身)の、恵比寿信仰にちなんで命名された「ヱビスビール」という商品名に由来する。明治36年このヱビスビール出荷のための専用貨物駅として「恵比寿駅」ができた。その後通勤者のために普通駅となり、駅を利用する乗客が増えるにしたがって駅東側の通り(都道305号線)が〝恵比寿通り〟と通称されるようになり、昭和3年に初めて正式に地名となった。会社名が地名になった例は、愛知県挙母(ころも)市が、トヨタ自動車の町であるところから豊田市になったのがある。
 なおヱビスビールは先の大戦でなくなったが、同46年からサッポロビールが復活販売、アサヒビールは王者キリンビールを抜いて新王者の地位を保持している。
 だから恵比寿は「ヱビスビール」だぁ!

 下渋谷村。明治22年渋谷村大字下渋谷、同42年渋谷町大字下渋谷。昭和3年下渋谷字伊達跡・伊達前・豊沢・広尾耕地・町田の各一部をあわせて正式に「恵比寿通」とし渋谷町の大字とした。同7年渋谷区恵比寿通1~2丁目。同41年新住居表示により山下町・新橋町・豊沢町・恵比寿通1~2丁目・伊達町・景丘町・恵比寿東1丁目(山下町・景丘町の各一部)の全部に、恵比寿2丁目(田毎町の一部・丹後町)の極一部と下通1~3丁目の渋谷川以南をあわせた町域を現行の「恵比寿」とした。
 恵比寿駅は2丁目、都立広尾病院、慶応幼稚舎も2丁目、中国大使館は3丁目にある。大正8年4月1日創立の加計塚小学校は4丁目。ここの生徒は歯が丈夫なことで有名だ。もう間もなく90年になる。

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